マーベル・スタジオの最新作『サンダーボルツ*』(原題:Thunderbolts*)は、2025年5月2日に劇場公開され、公開直後から大きな話題を呼んでいます。本作は、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ5の締めくくりとなる作品であり、これまでのヒーロー映画とは一線を画す、ダークで人間味あふれるストーリーが展開されます。
作品概要
- タイトル:サンダーボルツ*(Thunderbolts*)
- 監督:ジェイク・シュライアー
- 脚本:エリック・ピアソン、ジョアンナ・カロ
- 公開日:2025年5月2日(日本含む世界同時公開)
- 上映時間:126分
- 出演:フローレンス・ピュー(エレーナ・ベロワ)、セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ)、デヴィッド・ハーバー(レッド・ガーディアン)、ワイアット・ラッセル(ジョン・ウォーカー)、ジュリア・ルイス=ドレイファス(ヴァレンティーナ)ほか
ストーリーとテーマ
物語は、政府の陰謀に巻き込まれたアウトローたちが、強制的にチームを組まされ、危険な任務に挑むという展開です。メンバーはそれぞれ過去に深い傷を抱えており、任務を通じて自らのトラウマや罪と向き合うことになります。特に、ルイス・プルマン演じるボブ(センチュリー)は、内なる闇「ヴォイド」との葛藤を通じて、メンタルヘルスや孤独、自己受容といったテーマを象徴的に描いています。
タイトルの「*」の意味とサプライズ
タイトル末尾の「*(アスタリスク)」は、公開前からファンの間でその意味が議論されていました。公開後、エンドクレジットでその真相が明かされ、「サンダーボルツ*」は実は「ザ・ニュー・アベンジャーズ(The New Avengers)」であることが判明しました。この演出は、MCUの次なる展開を示唆するものであり、観客に大きな驚きを与えました。
興行成績と評価
本作は、公開初週末で全世界興行収入1億7,730万ドルを記録し、2025年の興行ランキングで第8位にランクインしています。批評家からも高評価を受けており、Rotten Tomatoesでは88%の支持率を獲得しています。特に、フローレンス・ピューの演技や、キャラクターの内面に焦点を当てたストーリーテリングが評価されています。
今後のMCUとのつながり
エンドクレジット後のシーンでは、14か月後の未来が描かれ、新生アベンジャーズが宇宙からの脅威に直面する様子が示されます。このシーンには、ファンタスティック・フォーの宇宙船が登場し、2026年公開予定の『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』への布石となっています。また、監督のジェイク・シュライアーは、次回作としてMCU版『X-MEN』の監督候補にも挙がっており、今後の展開に期待が高まります。
日本での上映情報と特典
日本国内でも大ヒット上映中で、TOHOシネマズなどの劇場で鑑賞可能です。5月9日からは、IMAX上映の入場者に「マーベル映画特製コレクタブルカード Vol.2(6種ランダム)」が配布されるキャンペーンも実施中です。数量限定のため、早めの鑑賞がおすすめです。
『サンダーボルツ*』は、アクションとドラマ、そして人間の内面に迫るテーマが融合した、MCUの新たな挑戦ともいえる作品です。これまでのヒーロー映画とは一線を画すその内容を、ぜひ劇場で体感してみてください。
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